線形代数[2] ベクトルは、ほとんど「縦」
E資格に向けて受験勉強すると、線形代数の式とにらめっこする日々が続くのですが、その「前」に、これだけは覚えておくととっても役に立つ、という知識が一個あるので公開しておきます。それは・・・
機械学習の数式に出てくるベクトルは、ほとんど「縦」ベクトルである
ということなんです。縦ベクトルとは要素が縦に並んでいるベクトル、つまり
の形をしているベクトルです。機械学習の数式に出てくるベクトルはほとんどこの形をしている、ということなのです。
この知識が、E資格の勉強時にどう役に立つのか?例えばE資格の勉強をはじめると、機械学習の数式で頻出する形式であるの形の数式をたくさん見ることになります。でもこの式を見た時に、
と、どっちが横でどっちが縦?って迷いませんか?
その時にはぜひ、数式中のベクトルは「縦」ベクトルであることを思い出して下さい。そうすれば、は、
の形をしている、とすぐに思い浮かべることができます。
機械学習の数式に出てくるベクトルは、ほとんど「縦」ベクトルである
これはぜひ覚えておきましょう。
p.s. 機械学習の数式に出てくるベクトルは、なぜ「縦」ベクトルなのか?その考察をはてなブロガーのTadaoYamaokaさんが考察しています。なかなか興味深いのでご参考まで。